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朝、四号機への放水があった後は電源工事の話が続く。四号機パワーセンターまでの受電が完了。二号機は設備のチェックに入っているようで、ポンプの部品交換などの話が出てきた。15:55に三号機から灰色がかった煙が出たが17:55に収まった。次いで、18:22から二号機から白煙が発生。
放射線レベルは事務本館北で2,000μSv/h近くまで下がってきた。正門付近では17:40で494μSv/hまで下がったがその後上昇して18:30に1,932μSv/hに。それからまた低下して21:00には417.1μSv/hになっている。
大きな変化が起こらなくなってきているのは幸いだが、相変わらず中で何が起こっているのかはよく把握できないでいる様子。二号機や三号機の煙の理由もはっきりしない。煙と相前後して放射線量が上がったので何か嫌な感じではある。
対症療法ながら使用済み燃料プールへの注水を徹底した効果はあるし、電源復旧工事が進みつつある点など進展は見られるが、未だ状況を把握するには至っておらず楽観できる状態にはない。そういう意味で、夕方に出たIAEAのコメントは極めて適正に現状を表現してると感じた。
東京大学の早野先生のツィートで茨城県東部の放射線量を動画にしたサイトが紹介されている。21日は朝5時過ぎに少し放射線量の高い空気が茨城県沿岸を通過したようだ。同じく16日朝5時~7時頃にも放射線量の高い空気が通過しているのが見て取れる。ここまでやってもらうと素人にとっても凄く分かりやすい。もっと広い範囲で、風向きのデータなどとも合わせて見てみたい。
ちなみに、21日朝の動きは気になるので、その後、東京までこれが来ているのかを確認してみた。
20時頃から若干(20cpm→30cpm)数値が上がっているが、そんなに大きな変化ではない。16日朝に茨城を通過したのも確認しようと思って16日夜以降のデータを見てみたけれど、あまりはっきりした変化は見て取れなかった。
昨日の結果を受けたりで、農産物の出荷停止措置がとられた。まずは首都圏のパニック対応が優先になっている様子なので、この辺はさすがに動きが早い。
でも、長期戦になるからそれなりの検査体制や危険度に関する線引きを詰めていかなければならない。これからでしょうねこの辺は。