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不正確な話に振り回されないというのは仕事をする上で必須のスキルだが、特に地震後の局面においてはこのスキルが試される場面が多い様な気がする。ということで、改めて自分がどうやって話の真偽を見分けようとしているかを振り返って、ポイントを書きだしてみた。
1. 発言のバイアスを補正する
発言の背景を考え、隠れた意図が想定される場合には「割引いて」考える。
- ある方向に誘導することでその人に利益がある
- 自分の感情・直感に同意して欲しいだけ
- 単に刺激的なことを言って皆の気を引きたい、目立ちたい
2. 説得術に惑わされない
人を扇動したり説得するテクニックが使われていると感じたら警戒する。相手のペースに呑まれない。
- 大量の情報や専門用語で煙に巻き、十分消化する間を与えずに結論に同意することを求める
- ぐずぐずすべきじゃない」「こうしてはいられない」などと過度に緊急性を訴える
- 反論や質問をする相手に対して「そんなこと言ってるから駄目なんだ」と叱責する
3. 安易に信用しない
自らの信頼性を高めようとする発言は真に受けず、冷静に受け止める。
- 自分の実績や経歴をことさら強調する(本当に優秀な人は過度に強調しない)
- 耳を引くキーワードやロジックを散りばめる(大事なのは相手の話の論理であり、キーワードが入っているからといって信用しては駄目)
4. 論理をチェックする
相手の話のロジックをちゃんと理解し、それが正しいかを検証する。雰囲気だけで納得しない。
- 結論とその根拠がちゃんと結びついていない。何故そうなるの、と聞いてゆくと説明できない部分がある。途中で論理の飛躍がある場合には、その結論が正しいかどうかは分からない
- 必要十分条件になっていない。つまり、「AだからB」ではあるが、「AでなければBでない」とは言えない。そういう時は、Bの原因はAではないかもしれない
- 論理が循環している。つまり、ロジックを整理した結果「Aさんは間違っている、何故ならAさんは怪しいから」といった話になっているとしたら、それは論理とは言えない
他にもこんなのもあるよ、と言うのがあったら教えてください(笑