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今日も細かいんですが重要な話を。なんだか、日々の業務の中で説明しきれない話を書くブログになってきてます(笑)
で、今日のお題は数字の書式のお話です。
三桁ごとに点を打つ

もうこれ、当たり前なんですけど、新卒で入った子とかは結構やるんですね。毎年同じことを言ってる気がしますが、これは基本中の基本ですので必ずやってください。エクセルだけでなくパワポでもワードでも同様です。
で、上のような数字を見た時にパッと4千5百万円と読み取れることも重要です。学生だとあまり使わないかもしれないけど、社会人としては基本スキルだと思います。
一番大きな数字が4〜6桁で表示されるように単位を調整することが多いと思います。上の図だと45百万円としても良いんですが、数表だともう一段階細かく表示する方が正確性が感じられて好まれる気がします(表をシンプルに見せたい時は上の場合でも百万円単位にしますが)。
よく出てくるのは千円単位か百万円単位なので、そこで6桁目までの数字を読み込めるよう練習しておいたら十分だと思います。
書式設定はこれで!
エクセルでも標準で三桁目ごとに点を打つ書式を設定できます。リボンにボタンが置かれてますよね。
でも、読みやすい資料を作る上では、書式設定を開いてユーザー定義の中にある下記の書式を使うと良いです。

これ、何が違うかというと、ゼロの時に 0 でなく – と表示されるんです。これがなかなか気が効いてる。
何故かというと、ゼロというのは悪目立ちするんですね。数値としては無いということなんで、注意を引きたくない。読み手の注意は数字があるところ(ゼロでないところ)に集中させたいのに、0が並ぶと視覚的にうるさくなっちゃう。
それが、この書式を使うとゼロの存在感をかなり抑えることができるわけです。特にゼロがちょいちょい出てくる数表などで効果を発揮します。
論より証拠
わかりにくいと思う方もいるかもしれないので、実験してみましょう。下の数字の並びの中で一つだけ「1」があります。どこでしょうか?

パッと見つけられた方もいるかもしれませんが、結構、目が疲れますよね。
じゃぁこれはどうでしょうか?

ね、一目瞭然でしょう。
見やすいということは読み手のためでもあり、作業をする自分のためでもあります。細かい話ですが、こういうところでも無駄なリソースを消耗しないようにしてゆくことが、積み重なって大きく効いてくるわけです。
数表の0の頻出度合いによって効果は異なりますが、基本的にはこっちの書式で作業することをデフォルトにしておくと良いです(作業のはじめでシート全体を選択してこの書式で設定しておくとか)。
ということで、本日はここまで。