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今さらですが、基本的なExcelの設定について話をします。
Windows全般がそうなんですが、いろいろごちゃごちゃした機能がついていて遅かったり、お節介だったりします。これが意外に作業効率を損なうことになります。
個人の趣味もあると思うのであまり五月蝿いことは言いたくないんですが、最低限これだけは、というものをピックアップして書いていきます。
基本的にはメニューの「ファイルーオプション」での設定になります。
ぬるぬる動くカーソルをシャキッとさせる
Windowsのデフォルトでは、セルからセルに移動する際にぬるぬるっと動きます。この動きは気持ち悪いし、実際遅いので、ここはまず真っ先に変えて欲しいです。
これはExcelといよりWindowsの設定なので、ワードでもカーソルがぬるぬる動きます。一括でシャンとさせるためには、Windowsの設定変更が必要になります。
タスクバーの検索窓に「パフォーマンス」と入れ、「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」を選択。

パフォーマンスオプションで、「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れると、いろいろスピードを遅くする原因となるギミックが一括解除されます。
個人的な趣味でいくつかチェックを残して置くのはアリだと思いますので、そのへんはお好みで。

Excelだけぬるぬるを解除したい場合には、エクセルのオプションの「簡単操作」のところで「操作をアニメーションで表示する」のチェックを外します。

オートコレクト
ある意味便利な機能ではあるんですが、強制的に変換されてしまって思った通りの表示ができないことがあったりするので、基本的には全てのチェックを外してます。
1stのstが右上に小さく出たりとかカッコ良いと言えなくもないですが、別になくても良いし、それで思い通りの挙動をしない場合があるのがイヤ(笑)

クイックアクセスツールバー

メニューの上にある小さいアイコン群のこと。リボンで選択しても良いんですが、よく使うものはここに出るようにしておくと便利です。
具体的には下記の様な設定にしています。

一番左が保存・印刷関係、そして編集関連のコマンドが続きます。
その後、「値貼付け」「数式の貼り付け」「書式の貼り付け」を置いているのがポイントの一つ。
これまでの記事を見て戴いても分かるように、私の作業の進め方だとかなりこれらの条件付き貼り付けを多用します。なので、このコマンドがあるとないのとでは作業効率がかなり違ってきます。
その次は小技的なものが2つ並びます。
まず「新しいウインドウを開く」。これは新しいウインドウを開いて左右に並べて作業する時に使用します。別のシートを参照しながらセルに計算式を書き込む場合などは、シートをいちいち切り替えるんじゃなくて、別ウインドウを開いて並べてやった方が効率的です。
「ウインドウ枠の固定」もよく使う機能です。データベース的なシートの時に、項目列を固定して表示するようにすると、「この列なんだっけ?」とならずに非常に作業がスムースに行きます。
この設定はオススメですので是非試してください。
数式エラーチェックは解除

数式の「エラーチェック」は好みの問題もあるかもしれませんが、私は基本、解除しています。
エラーの定義が厳しくて隣のセルと数式が違うだけで小さい三角が表示されます。そんなことは良くある話なのでエラー表示が頻繁に出てきます。
表示自体は小さいマークなんですが、微妙に視覚的にうるさいので、無いほうが良いや、という感じです。
作業の早い人は作業環境にこだわってる人が多いので、職場でもそういう人がいたら話を聞いてみると良いかもしれません。
それでは今日はこの辺で!