「巨大なiPad=iTable」的製品を日本メーカーが発売

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特殊ガラスメーカーのコーニングが製作したディスプレイの未来像の動画を以前のエントリで紹介しましたが、そこには会議机が全面タッチパネルディスプレイになるような製品が登場していました。

これ、日系メーカーが実用化しようとしていたようです。
2年前にパイオニアが「ディスカッションテーブル」という製品名で「ITpro EXPO 2009」に参考出展してました。

「タッチセンサーの50型大画面テーブルで新世代UIの到来を予感!」(2009.12.16)

その後、画面が52V型になって今年5月に発売になったようです。値段は300万円とか。

「ディスカッションテーブル」発表資料(パイオニアソリューションズ、2011.5.11)

先日のCEATECでもパイオニアブースで展示されていて、WBSなどでも紹介されていました。

画面は超マルチタッチで数人でわさわさ触ってもちゃんと認識してそれぞれの操作でオブジェクトを操作できるし、奥の画面の方にスワイプすると、データが飛んで縦型画面に表示されます。手元の資料をプロジェクターの画面に写すみたいな操作が一発で行けるわけです。

また、画面の上にスマートフォンを置くと無線か何かで自動的に接続してデータを写すことができるという、コーニングのビデオでも出てきたような機能が実装されています。

実物のデモ動画はこちら

そして11/8にNECから「X-info Table」という商品名で発売。パイオニアソリューションズとの協業で、画面サイズも52インチのフルHDということなので中身は「ディスカッションテーブル」と同じなんでしょうかね。NECのチャネルで売れるのでちょっとは普及するかな。

「X-info Table」発表資料(NEC、2011.11.8)

しかしもうちょっとデザインは何とかならないもんですかね~。縁が大き過ぎてビリヤード台みたいに見える。これでエアーホッケーゲームをやったら面白そう、とかそんなイメージしか沸かない。製品名も少しわかりにくい。海外では、「52インチの”tablet”」として紹介されてました(記事はこちら)。革新的な製品なのに一言で説明できないんですよね。

もうちょっと「先進的なオフィス」感を演出するようなデザインとかにしたら、その手のアーリーアダプター的な企業がこぞって導入して周囲に見せびらかし始めると思うんだけどなぁ。。

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