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ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図」を見た。評判通り、良いドキュメンタリーでした。
2号機が「爆発した」とはっきり言ってたので何かと思ったらサブッションチェンバーの爆発か。あれで結構な放出があったということなんだね。三号機爆発後も含めた気流の動きも話には聞いていたが改めて整理できた。あと、汚染にムラがあること、舗装よりも地面が出ているところの方が汚染が残りやすいことなど、勉強になることも多かった。
あと、見ていて思ったのは、結局のところ、国が狭いのが問題なんだろうな、と。
事故が起こると汚染が起こる。
汚染物質をどこかに捨てられればいいが、日本はそれができない。
国土が広くて未開拓地が沢山あれば、そこに移住できるし人のいないところに廃棄施設を作れる。
でも日本にはそういう場所がない。
だから、皆でリスクを分け合わなければならなくなってしまう。
安全基準をグレーゾーンにまで引き上げざるをえないのもそういう背景じゃないか。
原子力委員会の人がそれは認めないと言いながらも、妥当な基準を示せないのもそういうことでしょう。
解はないんじゃないのかな、これ。
日本は国土が狭くて、どこもかしこも人が住んでる。
これはあまり他の国では見られない特色だと思う。
今後のエネルギー政策は、こういう特殊性も考えて見直していった方が良いんだろうな。
と、思いました。
今回の件を受けて感情的にババっと動くのはあまり関心しないけどね。
エネルギーとか、インフラ系というのは基本、長期スパンで動かすもの。
短期で大きく舵を切るといろいろ弊害が出るはずなので。
話を戻すと、他国だと例えば中国なんかは原子力発電はアリだろうね。人口も多いけど国土も多いし。
原発事故は発生確率的には低いわけだからね。
でも、フランスなんかどうするんだろうなぁ。