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現場でいちいち教えてられない細かいテクニックシリーズ(笑)。今日は、データ更新があった時に更新箇所をさくっと見つける方法です。
更新管理の必要性
エクセルで仕事をしてると、元データが新しいものに更新されるとか、以前のデータにミスがあったので差替が来るとかってありますよね。
こういう場合、新しいデータを入れ込んで資料を作れば作業的には完了なんですが、そもそもどこが変わったかも把握しておく必要があります。
それによって、この修正でどういう変化があるか想定できます。もし分析結果に大きな影響があるのなら、単なる差替で終わりじゃなくて、一言説明をつけたり、必要な対策を検討したりということもしておかなければなりません。
ただ、変更箇所のチェックは面倒なもの。相手が変更箇所を教えてくれる場合もありますが、言うのを忘れてて別のところが大きく変わっていることもあり、やはり自分でチェックをしておかなければなりません。
今回は、それをさくっとできる簡単なテクニックをご紹介します。
サンプル事例
サンプルとして、店別・日別の数表を作ってみました。クライアントのメール本文には「11日分を更新しました」という言葉のみが。。。

ちなみに前回のデータはこちら。まぁこれくらいなら目視でも何とかできそうですけど、あまりこういうところで消耗したくないですよね。

こういう時はまず、前回のデータも同じシートで並べてみます。
上の例だと1〜12行目が今回のデータ、21〜32行目が前回のデータという形ですね。表そのものをコピーして、色がついたところに前回のデータを値貼り付ければOKです。
で、その下に比較表を作ります。同じく表をコピーしてデータを一旦消し、左上のセルに計算式を入れます。

入れる式は「= B3-B23」。
つまり、表の該当するセルにおいて、今回のデータと前回のデータの差を表示させるわけです。
記入したら、そのセルをコピーして、表全体(B43:L52)に貼り付けます。これで出来上がり。
先日紹介した数値の表示形式を使えば、差が無いところは – と表示されて目立たないので、どこをどれだけ修正したかが一目瞭然で分かります。

冗談みたいな話ですが、本当にこういうクライアントさんがいたんです。そして、「ご指摘の点以外も修正されているようですが、、」という冷ややかなメールが飛ぶのが恒例だったりで。。(笑
単純なテクニックですけど、結構効果的なので、是非やってみてください。
それではまた!