水素水

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コンビニでたまに見かける「水素水」が気になって仕方がなかった。

活性水素というものが入っている飲料水だそうだ。
人体に悪い活性酸素を相殺してくれるらしい。

科学的根拠が示されないにも関わらず効くと断言されている、あるいは信じられている商品というのがあって、一定のカテゴリを形成している。

古くはトルマリンとか。最近では飲むコラーゲンとか。

信じていない人にとっては不可思議な商品だけれども、信じている人がそれを買って幸せなのだから何も問題はない。
マーケティングの視点で考えると興味深い事例でもある。

そんなことを考えながら、改めて水素水を眺める。

効能はよくわからないが、コンビニ商品の中では異彩を放っている。
キャラが立っている。

ネーミングもそっけない感じでいい。
ハイドロなんちゃらとか横文字を使っていないし。
世間に媚びない強さを感じる。

しかも、前から読んでも後から読んでも水素水。
山本山と同じだ。懐かしささえ感じる。

で、結局、我慢ならなくなって買ってみた。

缶飲料なのだが、缶がずっしり重くて頑丈そうだ。水素を水に封じ込めるために相応の圧力が必要であり、そのために缶がしっかりしているといったことが書いてある。内容量もめいっぱい入っているそうだ。開いている部分が多いと変な反応がおきるので良くないらしい。

いいねいいね。

ゲーム会社出身の私としては、こういう細かい世界観の作り込みがある商品は無条件に好きだ。それが正しいかどうかは問題ではない。らしいことが重要なのである。

オフィスの自席まで持ち帰り、恐る恐るキャップを開ける。
爆発したらどうしよう、などと一人盛り上がるが、何も起きない。
そっと中を覗いてみるが、臭いも色もないただの水。

若干消沈しながら、一口すすってみるが、味は何もない。
ただの水だ。

ごくごく飲んでみたが、何もおこらない。
炭酸飲料のような泡の感覚もない。

飲んだら声が高くなるかも。(ヘリウムガスみたいに)

という仮説も持っていたのだけれども、あっさりと否定されてしまった。

ということで、この商品。
楽しいのはキャップを開けるまでで、それ以降は若干盛り上がりに欠けます。
以前飲んだネスレの炭酸入りコーヒーの方がインパクトあった。


Amazonで探したらこれが出てきました。コンビニにあったのとは違いますが同じジャンルなのでご紹介。ネタとしてお試しを(笑

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