@朝礼について

(読了時間=約 2 分)

2000年5月、私はゲーム会社をまさに退職しようとしていた。役員だったので6月末の総会で退任ということになるわけだけれども、2月に意思表明はしていたので、5月くらいになると完全に干された状態になっていました。

会社に籍はあるのに仕事がない、出番がない。こういう状態の中で私は、自分なりに考える仕事のコツのようなものをひと通りまとめようと思い立ちました。戦力外になることで自分の能力が鈍るのを防ぐためというのもありますし、社員に対する存在証明のような意味合いもありました。

5月下旬から退職する6月末までの期間でしたが、「@朝礼」と名付けたこのページでいくつかまとまった記事を掲載しました。不思議なことに、現在でも当時の仲間と呑み会になった時によく話題になります。「あれはよくまとまってたよね」とか「プリントアウトを未だに持っていて後輩社員に見せてますよ」とか。。

10年前の話ですし、今読み直すと内容的に稚拙な部分もあるんですが、それなりの「思い」がこもっているので迫力はあるのかもしれません。30代前半の私の青春を振り返る意味で、また、好評なコンテンツを広く公開する意味で、主要な記事をここに再掲します。

まずは、2000年5月24に掲載した巻頭言から。

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@朝礼について

 このコーナーは元来朝礼でちょこちょこお話していた話を改めてWeb上で展開していこうというものです。5月から制度が変更されて私自身の喋る機会が週1回に減ったこと、また、今後も含めた流れなども考えた結果、このような場所で勝手に朝礼を展開してみようと思うに至りました。

 短いコメントやネタについては別のコーナーが既にありますので、ここではある程度まとまった話を書いてゆくことにします。文章で書くので、喋るのとは違い、複雑なことも分かりやすく書いていけるかもしれません。でも、書く手間は余計にかかりますので、更新頻度はあまり高くできないと思います。その点はどうかご了承ください。

 改めて書くまでもありませんが、私自身まだ若輩者ですし、人に対してどうこういえるような身分でもありません。ここに書くのは、あくまでも私の限られた経験の範囲内で考えたり感じたりしたことでしかありません。ただ、今現在成長しつつあるビジネスマンの1人として、評論家や現役を離れた偉い方にない生々しく現実的な話もできるのではないかと思います。むしろ、そのような色彩の強い文章を書いていきたいと思います。

 対象として考えているのは、入社したばかりの新人から30歳前後までの社員です。そういう方々に対して、「先生」ではなく、ほんの少し前を走っている「先輩」としてお話をさせて戴きます。これが皆様の日々の仕事や将来的な成長に少しでも役立つことが出来れば、私は非常に嬉しく思います。

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