NHKスペシャル 原発危機第2回「広がる放射能汚染」

(読了時間=約 1 分)

NHKスペシャルを今回はオンタイムで見れた。前回(第1回)同様、非常に興味深く見ることができた。放射性物質がどう拡散したかについてのシミュレーションも出ていたが、大規模放出が2回あったとは知らなかった。本題とはそれるが、これが一番驚いた点だった。

最初のは3月15日。これは二号機のサブレッションチェンバーでの爆発や4号機の水素爆発があった直後の話。汚染雲が昼頃に到達したが、その後風向きが変わって北に流れていった。これは東京でも放射線レベルの上昇がリアルタイムで確認できていたので知っていた。

で、もう一つの大量放出が3月22日。15日よりは少ないが放出があり、これが関東に流れてきた。あいにくこの際東京は雨が降っており、このため空中のセシウムが降下してホットスポットを作ることになったのだという。東京近郊で放射線量の高いところが見つかったという記事があって、何でだろうと思っていたけどこういうことだったのか。

確かにこの頃、茨城県の放射線測定データで未明に放射線量の高いのが通過してゆくのが確認できていた。ただ、東京の測定データは大きな変化がみられなかったので、どこに行ったのかとは思っていたんだけれども、結構影響はあったということか。

これも教訓だなぁ。茨城のデータは見ていたけど、反応できていなかった。あれだけ濃い汚染なんだから、もうちょっと掘り下げるべきだったな。異常なデータを見た時には決して流してはいけないね。

でも、この時には福島で一体何があったんだろう?二号機や三号機で煙が上がっていたけど夕方の話だし。現地の放射線量データ見ても大きな動きはなかったようだし。

現地に人が詰めていなかった時期なので何が起こっていても不思議ではないが、こういう点も含めて事故の全容が解明されることを望みたい。現状の自己分析はまだまだ情報が少なく、何らかの結論を出すには時期尚早なのではないかと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です