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バブル崩壊直後に兜町で流行していた替え歌の第二弾です。
さっそく見ていきましょう。
4曲目:「二人の相場」
(二人の世界 / 石原裕次郎)
(二人の世界 / 石原裕次郎)
1965年の歌だそうです。同名の映画の主題歌だそうで。
はっきり言って私この歌知りませんでした。でも、当時はこういう歌もアリだったですね。とうか、六本木のバーで最後の締めで皆で軍歌歌ったりしてたし。「月月火水木金金」とか、カラオケで覚えたものな。今じゃ信じられなですね。
♪ 今日のイールド素敵だぜ
♪ ゆがんだカーブが好きなのさ
♪ もっとお買いよ 怖がらず飛ばそうよ
♪ 一方通行の東京マーケット
♪ 夢のレートさ
何気に歌詞が秀逸です。一方通行の東京マーケットとか、どこから出てきたんだ。元歌と全然違うフレーズなのに、そこはかとなく味がある。年配の人が作った替え歌なんでしょうかね。さすがに年季を感じますね。
5曲目:「のむら」
(与作 / 北島三郎)
(与作 / 北島三郎)
1978年に発売された曲で、弦徹夜や千昌夫、北島三郎がそれぞれシングルを発売し、北島三郎のが最もヒットしたというものだそうです。こういうシンプルな曲だと歌唱力が際立つ気がしますね。
♪ ノムラはシラをきる ♪ ヘイヘイホー ヘイヘイホー ♪ 相場は怖いよ ♪ ヘイヘイホー ヘイヘイホー ♪ お客は損切る ♪ トントントン トントントン ♪ 気前がいい客だよ ♪ トントントン トントントン ♪ ノムラ ノムラ ♪ もうどうしてくれる ♪ ノムラ ノムラ ♪ お客が呼んでいる ♪ ホーホー ホーホー
これも歌詞が秀逸です。
「気だてのいい嫁(こ)だよ」を「気前がいい客だよ」とか、よく思いついたもんです。
「もう日が暮れる」が「もうどうしてくれる」も好き。
当時、日本証券新聞がコラムでこの替え歌を紹介したら、野村證券からクレームが入ったとか(笑)
いいじゃない、ねぇ。
と、言いながら火に油を注ぐ6曲目。
6曲目:「困っちゃうナ」(山本リンダ)
1966年発売。山本リンダのデビュー曲です。これは古くてもさすがに知ってました。
でもデビュー曲とは知らなかったな。当時15歳だそうです。
♪ 困っちゃうナ ノムラに誘われて
♪ どうしよう まだまだ上がるかしら
♪ 売られるような 買われるような
♪ ドキドキしちゃう 私の胸
♪ 日銀に聞いたら 売っとけ売っとけ
♪ みーんな売っとけ
♪ 困っちゃうナ ノムラに誘われて
日銀の答えがいい感じです。当時は日銀の存在感も大きかったしなぁ。
ちなみに証券替え歌は当時の新聞でも取り上げられていました。

というわけで、何だか懐メロブログみたいになってきましたが、替え歌シリーズはもうちょっと続きます。