プリズナートレーニング(ポール・ウェイド)

(読了時間=約 1 分)

カバーの絵が刃牙(漫画)系なのでちょっと引くけれども、中身はすごくしっかりした自重トレーニングの本です。

主に、腕立て、スクワット、懸垂、腹筋、ブリッジの5種目。腕立てである程度、腕の力がついたあたりから、倒立腕立て伏せが加わり6種目になります。

良い点は、軽い負荷から徐々に負荷を重くしてゆくように構成されていること。

Step1からStep10まで、全部で10段階あるんですが、Step1は怪我人のリハビリかと思うほど負荷が軽い。例えば、腕立ては壁に手をついて、そこから腕を曲げつつ体を斜めに傾けるだけ。これがStep1で、一方Step10は片手腕立てになります。ちなみにStep5がいわゆる普通の腕立て伏せ。

Step1は楽すぎるからとStep5くらいからやりたくなるところですが、解説によるとそれは駄目だそうで、軽い負荷から正しいフォームできっちりやることで、筋力だけでなく靭帯も鍛えられて怪我なく筋力アップしていけるとのこと。

ウエイトトレーニングも軽めの負荷で正しいフォームでとは言われるんですが、ついつい数字上の重さを追ってしまうんですよね。そんな気持ちを戒めつつじっくり鍛えてゆくと、なるほど確かに力が漲ってくるのが感じられてきます。

負荷の軽いうちは毎日5種目やっても15分くらいで終わるので負担感はありません。で、1つのステップを1ヶ月でクリアするようなペース。負荷が重くなってきたらこうはいかないとは思いますけど。。。

8月から初めて4ヶ月ちょっと、Step4まで来ましたけど身体を傷めることもなくいい感じで続いています。身体的には筋肉のボリュームが増えるというより、引き締まった感じになっていきます。

時間とかジム代を使いたくない人、身体を傷めたくない人、細マッチョを目指す人ならぜひ試してみると良いと思います。


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