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副題が、”アルカイダと「9.11」への道”ということで、9.11事件の背景になったイスラム原理主義などについて書かれた本。ピューリッツァー賞も受賞している。
アルカイダが誕生して9.11事件を起こすまでの軌跡を丹念に紐解いている本。何しろ第一章は1948年のエジプトから始まる。上・下巻の構成なんだけど、上巻だけで383ページもある。
70ページほど読んだところで、ちょっと仕事やら何やらでお休みしていたんだけど、さっき再び読み始めたら「ムスリム同胞団」が出てきた。
ちょうどカイロで反ムバラク大統領のデモが続いていて、それに関連するニュースの中でよく出てくる組織名だ。
本書を読むと今起こっていることとつながるものも多いかもしれない。
ちゃんと読むことにしよう。
ということでまだ全部読んでませんが、お勧め書籍ということでご紹介。
余談ですが。。
先日紹介した「敗北を抱きしめて」は上巻に比べて下巻の中古価格がすごく高かった。推察するに、上巻だけで断念する人が多いから下巻のタマ数が少なくなり、その結果、中古価格が割高になるということじゃないかと思う。
本書の場合、中古の価格は上下巻でほとんど変わらない。これはつまり、上巻でギブアップする人は少ないということを示唆している。分厚い本だけれども、読み出したらきっちり最後まで読める名著なのかもしれない。
でも分厚い本なので、読み終える頃にはエジプトの革命も終わってるかもしれないけどね。。
奇跡→軌跡 ですよね。